手帳の使い方インタビュー第32回目は松倉さんです。2015年の手帳は、モレスキン、自作トラベラーズノート、ほぼ日手帳、ASHFORDのイシュー、ダイスキンに決めたそう。松倉さんに手帳の使い方をうかがいました。
松倉さんのプロフィール
- HN:松倉愛さん
- 年齢:22歳
- 仕事:【総合芸術作家】裏の顔【派遣コーディネーター】
- 運営ブログ:松倉愛の今日も一日お茶を嗜む。
―松倉さんの自己紹介
はじめまして!松倉愛と申します。
総合芸術作家と派遣コーディネーターの二足のわらじを履いた20代です。
総合芸術作家なんて名乗っておりますが、簡単に言えば創作屋でございます。
もともとシンガーソングライター一本で活動していたのですが、物作りも諦めきれず、まとめて名乗ってしまえ!ということで、気取って命名しました(笑)。
音楽・写真・イラスト・アクセサリー・小物……などなど、様々な方面でお仕事させて頂いております。ただ、それだけではまだ食べれないので、派遣コーディネーターとしてもお仕事させて頂いている状況でございます(笑;)。
松倉さんの『手帳の使い方』は?
―では、インタビューのスタートです。2015年の手帳は何を選びましたか?
今年の手帳は以下の5点を駆使して生活してます。
・LOFT/モレスキンラージ(スクエアード)×CUSTOM DIARY STICKER(母艦) ¥2,730+¥680
・自宅製作/自作トラベラーズノート×手書きマンスリー(持ち歩きスケジュール) 自作なので金額がなんとも……。
・LOFT/ASHFORD イシュー19mm(仕事場用) ¥14,000
・LOFT/ほぼ日手帳オリジナル [世界の伝統柄 Otomi](ヘルスケア・創作) ¥4,320
・ダイソー/ダイスキンA6 (雑記帳)
藍玉さんに一番最初メールをしたときよりも、増えてしまいました(苦笑)。
―『モレスキンラージ』に決めた理由は?
これの決め手はモレスキン本です。モレスキンを手帳にしよう!みたいな記事が中にあって、決行しました。ただ、モレスキン純正のスケジュール帳にしなかったのは、元々自作が好きだったからです笑。
LOFTさんのモレスキンコーナーで20分吟味し、スクエアードラージ×CUSTOM DIARY STICKERになりました。
―『トラベラーズノート(自作)』に決めた理由は?
3月発売のトラベラーズノートブルーエディションがきっかけですね。
元々トラベラーズには興味があったのですが、カスタムが自由にできる……というのが、浪費に繋がりそうだったので懸念していたのですが、ブルーが素敵過ぎて、諦めきれず……作りました←(まぁ、結局我慢できずブルー買ったんですけれども……笑)
―『ASHFORD イシュー19mm』に決めた理由は?
これは昨年の10月頃に一目ぼれでつい……笑。きれいな紫色に目がいき、システム手帳コーナーに30分。最終的に気づいたらレジにいました笑。
―『ほぼ日手帳オリジナル』に決めた理由は?
1日1ページ続く気がしなくて、買わない!と決めてモレスキンラージの母艦を作ったはずだったのですが、世界の伝統柄がとてもとてもかわいくて、ネットで見て悩み、実店舗でも悩み……。悩みまくって結局購入しちゃいました。
―『ダイスキン』に決めた理由は?
これの決め手は、モレスキンです笑。
というのもモレ本購入した当時、ポケットサイズのモレスキンを持ち歩くのに憧れを抱いたからなんです。けど、モレスキンは高いので雑記帳にしにくく、安くてかっこいいという理由でダイスキンを使ってます。
―過去に使ったのはどんな手帳ですか?
2~3ヶ月で買い換えてたりしたので、正直何を使ってきたか覚えていないです(泣)。
綴じ手帳……何冊買ったかな。レフトタイプやバーチカル、A5サイズ、ポケットサイズ……。Iphoneにしてからは携帯だけで管理しようなんて思った時期もありましたが断念。システム手帳もミニ6もバイブルもあったり、バインダーを自作したこともありました。キャラクター物や、女の子の好きそうないろいろと書き込める手帳とかも使ってた時期があります。
はっきり覚えてるのは、昨年8~9月でミニ6のシステム手帳、10~12月でバイブルサイズのシステム手帳ですね(爆)。
写真は今まで使っていたもので、手元に残っていたものです。
―手帳選びで失敗したことはありますか?
手帳……ではないのですが、携帯のみでのスケジュール管理です。
元々手書きが好きなのに、かっこつけて手帳をやめてデジタル管理しようとしたら余計わけがわからなくなってイライラしました(笑)。
―貴方の手帳を使う目的は何ですか?
「吐き出し」です。
ネタ帳も一つの手帳なので私的には「手帳」のくくりに入っているのですが、歌詞の構想やアクセサリーのデザイン、イラストの構図なんかは思いついた端から描かないと頭がパンクしちゃうんです(笑)。
なので、思いついたり、「ネタになりそう!」って思ったらすぐさま書いてます。twitterやFacebook、BLOGもありますけど、やっぱり吐き出すにはアナログが一番。ライフログも愚痴もアイデアも、どの手帳にもいろいろ書いています!
―手帳をいつ開きますか?
◆モレスキンラージ母艦
日曜日の夜には必ず開きます。忙しいと平日は開けなかったりしますが、1日1回は開くようにしたいなと思ってます。
◆トラベラーズノート(自作)
1日最低3~4回(時間はまちまち)。創作ノートも付随しているので、それを書くときに必ず一度は目を通してます。
締め切りの確認とか……。
◆システム手帳
仕事中ずっとデスクの上に開きっぱなしです(笑)。
◆ほぼ日手帳オリジナル
朝・昼・晩。ヘルスケアと創作を兼ねているので、頻繁に開きます。
◆ダイスキン
1日1回~(時間はまちまち)。雑記帳なのでふと外で思いついたときとか、とにかく何かを書き記したいときとか……。その日により開くかわからないのですが、ここ最近は3回以上は開いてるかなぁ。
―どんな風に手帳を使っていますか?
◆モレスキンラージ母艦の使い方
見開きで1ヶ月に設定しています。左側にマンスリーシール、右側はフリースペースで、マンスリーに書いた予定の詳細や、ちょっとしたイラストを描いたりしてます。
WEEKLYに当たる1週間ページはほぼライフログに使ってます。
おいしかったお菓子のパッケージを貼ったり、日記を書いたり、ぎっちり何かしら詰め込んで書いてます(笑)。
1日1ページだと荷が重いので、1週間好きに使えるように枠を作りました。
あとは本を読んだ後の感想を書くページや、コラージュスペース、弾き語り用の楽譜や好きな曲の歌詞、それと、自分年表など。
◆トラベラーズノート(自作)の使い方
これには2冊ノートを挟んでいて、1冊は手書きのマンスリーです。
こっちのマンスリーのほうはイラストの締め切りとか、創作系の締め切りも書いたりして、タスク処理で使ってます。イベント詳細もマンスリーの後ろに書いたりして、すぐ確認取れるようにしています。
もう1冊は創作ノートです。ネタはダイスキンの小さいほうに書きまくっているので、テーマが決まっているものはこっちのトラベラーズに書いてます。歌詞とか、イラスト原案、革小物用の焼デザインとか。
ただ、どちらのノートも純正のトラベラーズノートではなく、A5のノートを裁断したものなので、好きなA5ノートでかわいく楽しく書いてます。
◆システム手帳の使い方
これにはバーチカルタイプのWEEKLYと方眼用紙だけ仕込んであります。
バーチカルには日々の仕事内容を書いて、終わったら緑の蛍光ペンで消して、方眼には各クライアント先のことや、ミーティングログなど、なんでも書いてます。
1ヵ月ごとの管理は会社支給の卓上カレンダーがあるので、特に手帳にはマンスリーは仕込んでいません。
◆ほぼ日手帳オリジナルの使い方
「ヘルスケア」と「1日1ネタ何か書く」です。1年使って365個の話題で埋めようと思ってます。(ライフログというか感想やアイデア帳ですね)ヘルスケアは食べたものとか、歩数、起床就寝時間、体温など記録します。
◆ダイスキンの使い方
今は雑記帳です。
ラジオで聞いた曲を調べて書いてみたり、ニュースを書いてみたり、展覧会で見た言葉を書いたり、その場でスケッチしたり、パッケージを貼ってみたり……などなど。
トラベラーズを作る前は、2か月分のマンスリーを書いて持ち歩いていたり、ほぼ日を買う前はウィークリー管理しつつヘルスケア管理もしてくれました。
今は後ろから2か月分のウィークリーを作っていて、そこにはタスクだけ書いて忘れないようにしています。
―手帳のことで悩みはありますか?
使い方が定まらない・・・・・・ということでしょうか。
自分で「これでいけそうだ!」と思っても、他の人の手帳事情を見て、「アレも取り入れたいコレも取り入れたい・・・・・・」と興味がわいてしまって、自分的ルールの改定がとても多くて自分でも困ったり(笑;)。ただ、それはそれで楽しいって思っているので、いいのかなとも思ったりしてます(笑)
あと、油断すると冊数がどんどん増えていくということ(泣)。(それでトラベラーズとほぼ日を入手しているので・・・苦笑)
―手帳を使うコツや楽しみ方はありますか?
「枠が引かれている自由帳」と自分に言い聞かせること。ですかね。
私は埋まらないのがイヤなので埋めてますが(埋めるのも好きだし)、白くても、字が汚くても、自分がわかれば何でもいい。と思うんです。
「キレイに書かなきゃ!」なんて今までは思ってて、なかなか書けなくて断念していたのですが、この考え方になってから何でも詰め込めるようになりました。
下手でもイラスト書いてみたらいいと思いますし、マンスリーは予定じゃなくてコメントを書いたっていいし。
あとは手帳術本を過信しない(笑)。
その手帳術でうまくいったのはあくまで著者本人なので、100%同じことをまねするのってかなり厳しいと思うんです。
だから、手帳術本を試して上手くいかないから自分は成功しないとかって考えるんじゃなくて、自分にあったところだけを自分の手帳に統合する。
今まで手帳術本を過信してぜんぜん管理できなかった時期もあり、凹んだこともあって……。ふと、「あ、私その人じゃないわ」って思ったらいいとこ取りができるようになったんです。(ただ、いいとこ取りが出来るようになったら色々なものを取り入れたくなってまた悩むんです(笑))
―ズバリ!貴方にとって手帳とは?
ただの道具ではなく、「第二の自分、友人であり、教師」です。
かっこいい感じで書いてみました笑。
自分のことを詰めているから二人目の自分がそこにいますし、愚痴や何でも聞いてくれる友人でもあり、書き溜めた過去の自分から学ぶこともあるので、教師でもある。そんな感じです。
所詮紙なんですけど、私を支えてくれる頼もしい相棒です!
藍玉より
「藍玉さんに一番最初メールをしたときよりも、増えてしまいました」とおっしゃる松倉さん。ほぼ日手帳の世界の伝統柄がかわいくて購入してしまった気持ちがよくわかります。私もロフトで安くなっている1月始まりのミナ ペルホネン『hana hane』が欲しくて、ここ数日悩んでいたりします。悩んだ末に買った手帳は松倉さんの宝物になっていくのでしょうね。
松倉さんは音楽・写真・イラスト・アクセサリー・小物など多方面でお仕事をされています。「歌詞の構想やアクセサリーのデザイン、イラストの構図なんかは思いついた端から描かないと頭がパンクしちゃうんです」の言葉から、手帳が引き出し代わりとなって、素晴らしい作品が生まれているのだと思いました。5冊の手帳もそれぞれに役割を与えて、使い分けていらっしゃいますね。活躍のフィールドが広がるたびに手帳の数も増えていくのかな♪松倉さん、ご回答ありがとうございました!
さすが!と思った自作のトラベラーズノート。松倉さんのブログに作成過程があります。ぜひご覧くださいね♪
>>トラベラーズノートを作ってみることにした。その1。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も笑顔がひとつ増えますように。
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