4月のことなのですが、京都外大西高等学校にて『自分を高める 自己管理できる手帳術』をテーマに講演させていただきました。900名もの高校生を前にして緊張でいっぱいでしたが、いつの間にか私自身も楽しんでいました♪
「手帳を使って自己管理や計画性を身につけて欲しい」という願い
4月15日に京都市右京区にある京都外大西高等学校に講師として招かれ、『自分を高める 自己管理できる手帳術』をテーマに、900名もの生徒さんの前でお話してきました。
「900名もの高校生の前で話す……私が?」
と初めは不安で胸が押しつぶされそうでしたが、やり遂げた達成感は格別でした。
きっかけは、生徒さんに自己管理や計画性を身につけてもらうため、手帳術の講師を探していたところ、当ブログにたどり着いてくださったそうです。「私でいいのだろうか?」と思ったのですが、手帳を愛する講師を探していて、このブログに手帳愛を感じてくださったとのことで、その話を聴いただけで大感激でした!
ちょうど大学受験をしていた息子に手帳の大切さを教えていたこともあって、学生のときから自己管理や計画性を身につける必要性を感じていたときでした。酒井先生の生徒さんへの想いと「手帳術を身につけて欲しい」という願いが伝わってきて、少しでも力になれたらとお受けしたのです。
講演の前日、依頼してくださった酒井先生と打ち合わせしました。驚いたのは先生も手帳を愛する仲間だったことです!ハンズプラスの手帳とA6サイズの思いつき手帳、方眼ノートを愛用されているそうで、手帳の使い方など夢中になってお聴きしました。
ペンケースのゴムバンドも自分で縫い付けたそうです。すごい!
酒井先生に学校のことや生徒さんの様子をメールで教えていただきました。その中で出てきたのが、生徒さんが考案した「部活日誌」、Sノートです。
部活日誌は書くことが義務になってしまい、面倒で放置……と悪循環に。でも、自分たちでアイデアを出すことによって、作り上げた部活日誌は特別な存在になるのですね。中身を見せてもらうと、まさしく目標達成ができるノートでした。このノートを生徒さんが作ったなんて!じーんと胸が熱くなりました。
思い返すと学校で手帳術の話を聴く機会はありませんでした。自分たちで部活日誌を作ることもありません。今回も「高校で手帳術?」と不思議に思ったのですが、手帳を愛する酒井先生だからこそできる企画なのだと理解できました。
『自分を高める 自己管理できる手帳術』で話したこと
手帳術の講師は初めての体験です。しかも高校生に向けての講演となると、とても難しいものでした。
何かを得るために話を聴く場合は積極的に耳を傾けてもらえるのですが、学校でのお話は受け身になってしまいがち。自分の学生時代を振り返っても、「早く終わらないかな~」といった記憶がわんさかと出てきます。
手帳を使う習慣の無い生徒さんにとっては、手帳も「興味の持てないもの」に含まれてしまうため、どのようなアプローチをすれば興味を持ってもらえるか?を徹底的に考えました。
ご依頼を受けてからの1ヶ月間は集中して準備しました。写真は「手帳の使い方の見本」と「講演の骨組みになる付箋」です。何をするにも講演のことで頭がいっぱい。ここまで深く手帳と向き合ったのは初めてかもしれません。
講演の内容を簡単に書くと、『そもそも自己管理って何だろう?』から始まり、計画性、行動力、問題解決をする力の身につけ方、具体的に手帳で自己管理する方法をお話しました。
- 自己管理って何だろう?
- 目標の見つけ方
- 計画性、行動力、問題解決をする力の身につけ方
- 手帳を使った自己管理の方法
- 手帳を使った目標達成の方法
みんな既にわかっているんですよね。自己管理が大切だって。親や先生から何度も言われているはず。でも、具体的にどうすればいいのかわからない。そこで、手帳を使うとこんなことができるんだよ~と具体例を挙げながら伝えていきます。
かといって、ひたすら計画だ!自己管理だ!と手帳の使い方を話してもつまらないと思うんですよ。場をあたためてくれたのがこちらの3名です。
miminoko roomのたけのこスカーフさんのスライド
ゆきろぐ・ぷらぷら ( by sayama_yuki )のさやま ゆきさんのスライド
720式手帖生活の720さんのスライド
敬愛する3名の手帳友達に協力していただきました。感謝です!手帳の便利さはもちろんのこと、“楽しい要素”もあることをどうしても伝えたかったのです。
最後は娘と息子にダメ出しをもらって、より手帳を身近に感じられる内容に仕上がりました。手帳に興味を示さなかった娘が、「私もちゃんと手帳を使おう」と言ってくれたのが嬉しかったです。
自分の殻を破るチャンスに感謝!
講演が終わった後、「すごく良かった」「頭にすーっと入った」「心がこもっていた」「自分もやりたくなった」と誉めていただいて、心底ほっとしました。自分には無理だと思っていることができると、達成感が半端ない。わーっと叫びたくなるほど気持ちよかったです。
つい先日も酒井先生から「生徒たちは手帳使いにもなれてきました」と報告をいただいて、勇気を出してお受けして良かったと涙がにじんできました。
昨年あたりから手帳の取材や監修などのお話をちょこちょこいただけるようになって、もっともっと活動したいと思うようになっています。ただ、手帳ライフ研究家としての活動を広げていく過程で、大きな壁は人前で話すことでした。人前で話せなければ、勉強会もできないし、友達とのコラボもできない。
このままじゃ前へ進めないと悩んでいたとき、今回のお話をいただいて、自分の殻をぶち破るチャンスになりました。初の手帳術の講演が大舞台だったので、かなり度胸がつきました。心から感謝します。本当にありがとうございました。
今回の講演は私自身がとても勉強になりました。どうしたら伝わるか?の試行錯誤を通じて、人に教えるやりがいと喜びも感じました。
「手帳術はシェアすればするほど、みんなハッピーになる」というのが、私の持論です。
これからも講演のご依頼があったらありがたくお受けして、もっともっとハッピーな人を増やしていきたいです♪
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も笑顔がひとつ増えますように。
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・今日から『手帳ライフ研究家』の肩書きを名乗ります♪
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コメント
とってもいい活動ですね。
子供時代、成長期は、見知らぬ大人から、現実から遠すぎない経験、知恵をシェアされる、というのはとても重要だと個人的に考えています。
戦争や災害などの困難苦難を通した人生感、社会を多少の影響力を持つ立場の人の視点からの講演会というのは、わりとあると思うのですが
いつもしっくり来ない物を感じてもいた、成長期でした。
企画者の先生にも、感服。生徒さんがうらやまし~~と通りすがりに叫んでいきますね。
池さんへ
コメントありがとうございます。
池さんに褒めていただけて、とっても嬉しいです。ありがとうございます!
自分も学生時代に聴いた講演は身近に感じられなくて、すぐ記憶から抜け落ちてしまうことが多々ありました。高校生ぐらいまでは人生経験が少ないため、講演の内容と自分の経験を重ねて理解することが難しいからかな……と思ったりしています。
今回の講演は企画された先生が素晴らしいですね。我が子はもちろんのこと、私自身も先生の生徒になりたかったと思いました。このような先生がいらっしゃる学校が、どんどん増えて欲しいですね。