少しでも老いを感じるようになると「年を取るのが怖い」と思っていまいます。でも、年を取るのもわるくないな、と思えるようになりました。
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40代の四捨五入に待った!
4月に入るとすぐ「あ、4月はママの誕生日だね。いくつになるの?」と娘に聞かれました。「今度43歳だと思うんだけど。あ、計算したら、44歳だった」と私。
「じゃ、来年は45歳か。四捨五入したら……」と娘が言い出した瞬間に「待った!」をかけました。
40代の四捨五入はグサリと来るものがあります。かといって「まだ40代だよ」とも大声で言えない。私にとって微妙な年代です。
40歳を過ぎてから、曖昧にしか年齢を覚えていません。書類に年齢を記入するときも、何歳だっけと計算してしまいます。覚えようとする気がないんですよね。年を取っていることを自覚するのが嫌だから、記憶しないようにしているのかもしれません。
ドラマ『最後から二番目の恋』がココロに響く
先日、小泉今日子さんと中井貴一さん主演のドラマ『最後から二番目の恋』が、最終回を迎えました。
小泉今日子さんが大好きな私にとって待望のドラマだったのですが、いつの間にかドラマの内容に惹かれて毎回見るようになっていました。小泉今日子さんが演じる45歳の千明の何気ないつぶやきやココロの動きが、同じ年代を生きる自分にとって共感する部分が多かったです。私だけじゃないんだって。
1話目と最終回に小泉今日子さんのナレーションがあります。すべて手書きで日記帳に書き写したほど、ココロに沁みこんでいく言葉です。
さみしくない大人なんていない。
人生はいつか終わってしまうことに、大人は気づいているから。
その終わりは誰ともわかち合えないから。
私自身、父の死によって人生が終わるということを目の当たりにしました。病気だったせいもありますが、父は家族の誰ともわかち合えないまま最期を迎えました。
参照:死という締め切りを意識する
これからの人生を考えると、不安になるし、寂しくなります。この気持ちは何かを失っていく怖さなのかなと思います。
人生って自分の未来に恋することなのかもしれない。
自分の未来に恋していれば、きっと楽しく生きていける。
この言葉が一番、ココロに響きました。さびしさや不安を「誰かで」「何かで」まぎらわせるのではなくて、「自分と向き合って前向きにいこうよ」というメッセージとして受け取っています。
失うことを嘆き悲しむよりも、残っているものを大切にしていく
ドラマを見て感じたのは、年を取るということは“失う”ことに目がいきがちだということ。肌のハリが無くなる、体力が落ちる。「あーあ、若くはないんだ」ってため息をつく。どんどん失われていく怖さが、年を取るのが怖いに繋がっていくようです。
でも、今あるものに目をやると、たくさんのことが残っています。友達だったり経験だったりと、人によって残っているものは違うけれど、どれもが愛しいものであることにかわりありません。
失うことを嘆き悲しむよりも、残っているものを大切にしていく。そうすれば、年をとるってわるくないなって思えるのです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も笑顔がひとつ増えますように。
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