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たとえ絶望してもすべてが人生の糧になることを忘れずにいたい

2013 年 3 月 7 日
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吉本ばななさんのキッチン

手垢がつくほど読み込んだ吉本ばななさんの「キッチン」。表紙にはシミもついちゃって、年季が入っています。久しぶりに読んだキッチンに、絶望から救ってもらいました。

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キッチンで本と出合うタイミングを知る

キッチンを初めて読んだのは、十年ぐらい前のこと。娘が小学生で、息子はまだ幼稚園にも上がっていなかったはず。出産で仕事を辞めた私は、育児も少し落ち着いてきた頃で、いくらか本を読む時間が取れるようになりました。

話題になっていたキッチンを興味深々に読んでみたものの、すーっと私の中を過ぎ去ってしまい、こんなものかと思っていました。読みやすかったけれど、何もココロに残らなかったのです。

でも、本には出合うタイミングがあると、今は思います。久しぶりにキッチンを読んだら、ココロが大きく動きました。

「人生は本当にいっぺん絶望しないと」

突然ですが、人生に絶望したことがありますか?

私はあります。

40代にもなれば人生いろいろありますが、振り返ると「これが絶望なのか」と思う時期がありました。
自己実現に大切なのは、自分を好きでいること

絶望とは希望が絶たれることで、孤独感に苛まれます。苦しくて、悲しくて、でも自分ではどうにもできずにいました。

「絶望って、こんな精神状態が永遠に続くの?もうダメになる……」

少しでも苦しさを紛らわそうと、読んでいた本の中にキッチンがありました。

人生は本当にいっぺん絶望しないと、そこで本当に捨てらんないのは自分のどこなのかをわかんないと、本当に楽しいことがなにかわかんないうちに大きっくなっちゃうと思うの。
キッチン (角川文庫)

ぼーっとストーリーを追いかけているだけの私の目に、飛び込んできたのがこの言葉でした。主人公のみかげをやさしく見守るえり子さんの言葉です。

あぁ、絶望してもいいんだ。絶望したからわかることがあるんだ」とわかり、ココロが救われました。

えり子さんの言葉は今でもココロの支えで、つらくなるとこのページを読み返します。

良いことだけでなく、悪いことまでもすべてが人生の糧になる

絶望すると、人生のどん底まで落ちてしまいます。

どん底から這い上がるのは決して簡単ではなく、私は数年かかりました。何とかしなければと思うようになってから、心理学の本を読んだり、心理学のスクールに通ったり、いろいろなことをしてきて、少しずつ抜け出せました。
自己実現を大切にする理由(2)何かが足りない

どん底まで落ちて、やっとのことで這い上がってきたと実感できたとき、驚いたことがありました。苦しかった出来事が良い経験に様変わりしたのです。

以前よりも他人の苦しみを理解できるようになり、今度は自分の体験を活かし誰かの助けになることがしたいと思えるようにまでなりました。

コンクリートの中からニョキ

乗り越えた今だから言えるのですが、たとえ絶望してもあきらめなければ、希望の光がぱっと遠くに灯る日が来るとわかりました。

これからも絶望する日がやってくると思います。でも、良いことだけでなく、悪いことまでもすべてが人生の糧になることを、ずっと忘れずにいたいです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も笑顔がひとつ増えますように。

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